メディエーター遊離抑制薬とは

副作用は少なめで、リザベンに出血性の膀胱炎が、タザレストにほてり感が確認されていますが、それくらいです。その為、リスクの少ない治療薬ではあります。アトピー治療薬としてはそれほど強力ではなく、利用する事もそれほど多くはありません。

メディエーター遊離抑制薬は、主に肥満細胞に作用し、その肥満細胞からヒスタミンなどのアレルギー物質が遊離していく状態を抑制する効果がある薬となっています。ただ、アトピーの治療に限定すると、その使用頻度はやはり高くはありません。つまり、肥満細胞からのアトピーの発生を最小限に抑える為の薬というわけです。

役割がかなり明確なので、比較的使用しやすい薬ではありますが、それだけに限定して使用される事が多いようです。種類はアトピー治療薬の中ではそれほど多くない部類に入り、インタール(クロモグリク酸Na)、リザベン(トラニラスト)、タザレスト(タザノール)、ケタス(イブジラスト)、ロメット(レビリナスト)、アレギサール(ベミロラストK)、ベミラストン(ベミロラストK)の6種類となっています。この中で、比較的アレルギーの疾患の治療に使用されるのは、アレギサールとインタールです。

メディエーター遊離抑制薬というと、かなり仰々しい名前なので、相当効果の高い、また価格も高い薬なのではと思われがちですが、実際にはそういうわけではありません。ヒスタミンなどの、肥満細胞から遊離するアレルギー細胞は、ケミカルメディエーターと呼ばれ、このケミカルメディエーターを防ぐのがこの薬の役割となります。